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岩手医科大学医学部編入学試験は実施。歯学部から医学部への転部も

この記事の目次

    岩手医科大学医学部の編入学試験は今年も「実施」!

     

    東海大学医学部が編入学試験を廃止し、実質的に私立医学部の編入学試験は岩手医科大学医学部のみとなりました。
    北里大学医学部も編入学試験を実施していますが数学を除き、一般選抜(一般入試)と同じ日、同じ問題での試験となりますので、医学部再受験生にはハードルの高い、「受けにくい」医学部編入学試験です。

     

    さて、岩手医科大学の医学部編入学試験は合格すると医学部の3年次に編入学することになります。
    1年次後期や2年次への編入学ではなく3年次に編入学というのは再受験生にとって、魅力的な医学部編入学試験でしょう。

     

    この岩手医科大学医学部編入学試験ですが、今年度の実施は「未定」とされていました。
    まだ、岩手医科大学のホームページには今年度の医学部入試について何も記載されていませんが、先日、岩手医科大学の入試担当者とお会いする機会があり、医学部編入学試験について直接お聞きしました。

     

    答は、「医学部編入学試験は実施する」でした。

     

    これまでと同じ、募集人員は「若干名」とするようですが、岩手医科大学医学部としては「3名程度の編入学者を予定している」、とのことです。

     

    さらに、「岩手医科大学歯学部卒業生は有利になるのか?」という質問を投げ掛けましたが、「全くない」との答えでした。
    実際、今年1月の医学部編入学試験では岩手医科大学歯学部出身の合格者はいなかったようです。
    厳密に試験成績だけで合否を決めていますので、他大学出身者もどんどん挑戦するといいでしょう。

     

    岩手医科大学医学部編入学試験の受験資格は、ザックリ言うと「歯科医師免許取得者または取得見込み者で、医学部卒業後6年以上岩手医科大学病院で勤務出来る者」となります。
    詳細は、入試要項が公表されましたら、入試要項で確認してください。

     

     

     

    編入学試験の合否を分ける重要なポイント

     

    さて、岩手医科大学医学部編入学試験の1次試験は一般教養、細胞生物学、解剖学、生理学、生化学、病理学総論、細菌学、免疫学から出題されます。
    マークシート方式で200点満点です。
    これに加えて、小論文が配点50点で課されます。

     

    岩手医科大学医学部編入学試験の学科試験では、「医学部3年次に編入学しても問題ない」ことが試されます。
    従って解剖学、生理学、生化学などと言っても、医学部の2年間で学ぶ内容からの出題になります。
    そのなかには、歯学部では扱わない部分も含まれます。

     

    岩手医科大学医学部編入学試験の合否に大きく影響するのは、この「歯学部では未修」部分です。
    ここを、どこまで詰めることが出来るのかが非常に重要になります。
    もっと言えば、「歯学部の未修部分で、岩手医科大学医学部では1年次、2年次で学ぶこと」が合否を大きく左右します。

     

    今年の岩手医科大学医学部編入学試験に、メルオンから朝日大学歯学部出身者が合格し3年次編入を果たしました。
    この生徒の指導は、自らも歯学部を卒業後、岩手医科大学医学部に編入学し医師免許も取得した講師が担当しました。
    医師免許と歯科医師免許のダブルライセンス所持者です。

     

    指導する講師自身が岩手医科大学医学部に編入学し、岩手医科大学医学部で学んでいますので「免疫学のあの先生は、ここにこだわりがある」など岩手医科大学医学部のことは熟知しています。

     

    小論文も「岩手医科大学医学部編入学試験で出る小論文」が書ければいいので、これまで出題された小論文を踏まえて準備を進めることで無駄のない準備が出来ます。

     

    2次試験では配点50点の面接が課されます。
    今年1月の医学部編入学試験では1次試験に7名が合格し、そのうち3名が2次試験にも合格しました。
    1次試験合格者のうち、4名が2次試験に合格することが出来ませんでした。
    最後の壁は、面接です。

     

    岩手医科大学医学部編入学試験の面接官は医学部の教員が努めます。
    毎年、同じようなことが聞かれていますが、「自分が満足する答えではなく面接官が満足する答え」を準備してください。

     

     

     

    私立医学部で唯一、「歯学部からの転部制度」も

     

    話は変わりますが、岩手医科大学医学部では、歯学部からの転部制度を持っています。
    歯学部から医学部へ転部出来るのは昭和大学が医学部への転部制度を廃止したため、私立医学部では岩手医科大学だけです。

     

    岩手医科大学の歯学部から医学部への転部は、1年から2年に進級される際に行われます。
    転部が許可されると、歯学部から医学部の2年に進級することになります。
    歯学部1年次の成績は参考程度で、「医学部転部試験」の結果が全てと言っていい状況です。
    岩手医科大学歯学部の1年生ならだれでも受けられますが、編入学試験と同じように、「医学部の1年次で学ぶこと」が出題されますので、歯学部では扱わないことが合否を左右します。
    岩手医科大学歯学部から医学部への転部を考えているのであれば、歯学部1年で学んだことはもちろん、それに加えて医学部の1年次で学ぶこともしっかり準備してください。

     

    岩手医科大学としては、毎年2,3名の歯学部から医学部への転部者を想定しているとのことです。