医学部・歯学部News

合格請負人田尻が大学ごとの入試対策から最新の私立医学部・歯学部の動向までを日々配信中

私立歯学部受験は総合型選抜(AO入試)、学校推薦型選抜(推薦入試)、一般選抜(一般入試)の順番で行われます。
一般的に大学入試は「一般選抜こそが本番入試」といわれます。
しかし、私立歯学部受験では、一般選抜こそが本番入試と言い切れないところがあります。
これこそが、私立歯学部受験の特殊性を表しています。

 

私立歯学部の総合型選抜(AO入試)は17歯学部のうち、12歯学部で実施しています。
昭和大学歯学部が昨年から総合型選抜を始めましたが、今後も私立歯学部の総合型選抜は拡大が予想されます。

 

また、17ある私立歯学部では全ての歯学部が学校推薦型選抜(推薦入試)を実施しています。
歯学部受験を考えるのなら、学校推薦型選抜は外せないでしょう。

 

私立歯学部の学校推薦型選抜の募集人員は、東京歯科大学で約50名、日本歯科大学生命歯学部で約40名、大阪歯科大学で約40名など、募集人員も多くなっています。
また、合格者数も募集人員約50名の東京歯科大学で64名、募集人員約40名の日本歯科大学生命歯学部で75名など募集人員をかなり超えています。

 

昨年の私立歯学部受験で、総合型選抜と学校推薦型選抜を合わせた合格者は、565名でした。
全て、「合格した際には必ず入学する」という条件がついた専願制の試験ですから、一般選抜はこの565名が抜けた戦いになります。
強敵565名が抜けた後の試験になりますので、私立歯学部受験では、一般選抜よりも、むしろ学校推薦型選抜、総合型選抜の方が難しいともいえそうです。

 

私立歯学部の総合型選抜や学校推薦型選抜を受験するのであれば、周到な準備が必要なことが分かります。
過去問が公表されていない歯学部入試は多いのですが、だからと言って手をこまねいているわけにはいきません。
過去問が公表されていない歯学部入試で、的確な準備が出来れば、ライバルに差をつけ、合格のチャンスは広がります。
私立歯学部受験に詳しい予備校に相談するといいでしょう。

 

なお、メルオンYouTube動画でも私立歯学部の特殊性について説明しています。
ここで触れていない点も解説していますので、ぜひご覧ください。

 

メルオンYouTube動画:【歯学部受験】実は推薦・AOより一般の方が易しい!?「推薦・AOで上位層500人以上が抜ける」という事実から検証