医学部・歯学部News

合格請負人田尻が大学ごとの入試対策から最新の私立医学部・歯学部の動向までを日々配信中

新型コロナウイルス感染症の拡大で全国の高校の多くが長期間の休校を余儀なくされました。
オンラインでの授業を行う高校もありましたが、高校生の「学習の遅れ」は否めません。

 

高校によって休校中の生徒への対応が異なったり、学校再開の時期が異なったりしたことから、「この状況で入試を行えば、公平な入試とは言えないのではないか」という懸念も示されていました。

 

この流れの中で「9月入学」の話が出て来ました。
9月入学となれば、大学入試の時期を大きく遅らせることが可能となるからです。
9月入学については、すぐの実現は無いようですが入試を遅らせることについては、多くの賛成論が出ていました。

 

「高校生の学習の遅れ」に対し、文部科学省は全国の4000以上の高校に対し大学入試の日程などに関するアンケートを送っていました。
アンケートの結果、「大学入学共通テストは予定通り実施すべき」という解答が7割に近かったとの報道がありました。

 

また、大学側からは「後期日程を考えると、入試日程をこれ以上遅らせることは困難」との意見が文部科学省に伝えられました。

 

これらを受けて文部科学省としては、大学入学共通テストは当初予定通り、来年1月16日、17日に実施する意向を固めたようです。
文部科学省からの正式発表はまだありませんが、複数の報道機関が伝えています。

 

大学入学共通テストが当初予定の日程で実施されることになれば私立医学部、歯学部の一般入試(一般選抜)の日程もこれまでと変化はないでしょう。

 

ただし、医学部の推薦入試、歯学部の推薦入試、医学部のAO入試、歯学部のAO入試の試験日は後ろにズレる可能性があります。

 

推薦入試(学校推薦型選抜)、AO入試(総合型選抜)の受験を考えている医学部志望、歯学部志望の皆さんは、大学から発表される入試日程に注意してください。