私立医学部の偏差値ランキングは、どれを見ればいい？

私立医学部受験を考える受験生の最大の関心事は、「医学部の偏差値」でしょう。
その「医学部の偏差値ランキング」ですが、いくつかの予備校などが発表しています。
医学部受験を考える受験生や保護者の皆さんは、「そのうちどれを見ればよいの？」と思うことでしょう。

そもそも私立医学部の偏差値ランキングに違いがあるのかを見てみましょう。
受験生が最もよく見ると思われる河合塾と駿台予備学校の「私立医学部偏差値ランキング」を見てみましょう。

2022年9月の私立医学部偏差値ランキングで、東海大学医学部の偏差値を見ると、河合塾は「東海大学医学部のボーダーライン偏差値は大阪医科薬科大学医学部、昭和大学医学部と同じ」としています。
一方、駿台予備学校は「東海大学医学部の偏差値は、大阪医科薬科大学医学部より6低く、昭和大学医学部より5低い」としています。

駿台予備学校が、東海大学医学部と同じ偏差値としているのは聖マリアンナ医科大学、帝京大学医学部です。
東海大学医学部の偏差値については、駿台予備学校の偏差値の方が信頼度は高いと考えてよいでしょう。

東海大学医学部のボーダーライン偏差値について、駿台予備学校と河合塾では大きな開きがあります。
では、私立医学部の偏差値ランキングは、駿台予備学校のものだけを見ればいいのか、と言うとそうでもありません。
駿台予備学校が絶対的に正しい、とまでは言い切れません。
そうであれば、1つの「医学部の偏差値ランキング」だけを見るのではなく、複数の「医学部偏差値ランキング」を見て、医学部の難易度を考えるとよいでしょう。

なお、なぜ河合塾の偏差値に「あれっ？」と思われるものがあるのか、東海大学医学部と同じ偏差値とされているのは他にどの大学があるのか、などはメルオンYouTube動画で解説しています。
ぜひ、動画もご覧ください。

メルオンYouTube動画：【医学部受験】医学部の偏差値ランキング、どれを信じたらいいの？【河合塾・駿台比較】