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医学部入試で、何校1次合格しても2次で落とされる人はなぜ?

私立医学部入試では1次試験で学力試験、2次試験で面接と小論文を課すのが一般的です。

 

私立医学部受験生の方からよくいただく質問で「5校に1次合格したのに、2次合格は無かった。どうしてでしょうか?」という質問があります。
本人としてはいくら1次合格しても最終的に合格通知を手に出来ないと、精神的にもダメージは大きいようです。

 

2次試験で落とされると、その原因を考えてしまうのは当然で、自分が医学部に合格出来ない理由を探すようです。

 

「自分は、医者の家庭ではないからだ」「片親だからだ」などと、あり得ないようなことを考えてしまうこともあるようです。
「多浪だから」「再受験で年齢が高いからだ」と考える受験生もいるでしょう。

 

1次試験合格者が2次試験に合格出来ない最も大きな理由は「1次試験の点数が1次合格者の中では低かった」ということがあります。
ほとんどが、この理由だと思います。

 

「小論文が全く書けない」ということは無いと思いますが、中には面接が理由で医学部に合格出来ない受験生もいます。
医学部関係者の話を聞くと、受験生の皆さんが考えている以上に「面接で落とされる受験生」はいるようです。
ある大学の方からは「今年は40人以上、面接で落とした」と聞いたことがあります。

 

入試要項に「面接の評価が基準に満たない場合は、成績の如何に関わらず不合格とする」と明記している大学は多くあります。

 

私立医学部入試で、1次試験に何校合格しても2次試験は突破出来ない受験生の場合、ひょっとしたら面接が原因かもしれません。

 

医学部面接の怖さは、受験生本人は問題ない、と思っていても面接官の目からは「入学不可」と見えているかもしれないことです。

 

今、医学部入試には優秀な受験生が多く集まっています。
面接官としては、「怪しい」と感じる受験生を、あえて入れる必要はありません。
ここを乗り越えるためには「第3者に見てもらう」ことが大切です。

 

面接の怖さは先ほど述べたように「本人は問題ないと思っている」ことにあります。
ですから必ず、第3者に面接のチェックをしてもらってください。
第3者から見て自分の答え、態度はどうなのか、ここを確認してください。