医学部・歯学部News

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昨年の12月から始まった私立医学部の出願期間が終盤になりました。
出願受理が続く中、私立医学部の中には志願者数を随時公表している大学もあります。

 

まず近畿大学医学部ですが、一般選抜前期の志願者は1月12日現在で、1,428名と公表されています。
前年の志願者を192名上回っています。
近畿大学医学部の出願締め切りは1月14日消印有効ですので、志願者は更に増えると思われます。
現時点での前年比は、115.5%ですが20%増もあるかもしれません。

 

また、近畿大学医学部の静岡県地域枠の志願者は12日現在で、69名と公表されています。

 

藤田医科大学医学部一般選抜前期の志願者は1月11日現在1,782名で、前年の一般前期の志願者数を40名上回っています。
前年比は102.3%です。

 

藤田医科大学一般前期の出願締め切りは、1月13日(水)ですので、志願者が更に増えることは確実と思われます。

 

藤田医科大学と同じ愛知県にある愛知医科大学の出願締め切りは1月7日(木)消印有効ですが、本日(1月12日)志願者数が発表されました。
前年を116名下回る、2,244名でした。
前年比は95.1%。
恐らく、この志願者数は最終の志願者数と考えていいでしょう。
募集人員は約65名ですので、志願倍率は34.5倍になりました。

 

東京医科大学1月11日時点の一般選抜の志願者数を発表しています。
東京医科大学医学部医学科一般選抜の志願者は11日時点で1,685名。
これは前年の志願者数を231名下回っていて、前年比は87.9%です。

 

東京医科大学の出願締め切りは1月13日(水)23時59分ですから、最終の志願者数が数日中に発表されると思います。
前年志願者にどこまで迫ることが出来るのか注目です。

 

杏林大学医学部、日本大学医学部についても、間もなく志願者速報が出ると思いますので分かり次第、お伝えいたします。

 

私立医学部入試には、一般選抜の他に大学入学共通テスト利用入試もありますが、こちらの志願者は減少が目に付きます。

 

一般選抜の志願者が前年を上回った近畿大学医学部、藤田医科大学医学部も大学入学共通テスト利用入試の志願者は前年を下回っています。
東京医科大学でも一般選抜に比べ、大学入学共通テスト利用入試の志願者の方が、減少幅が大きくなっています。

 

2021年度の私立医学部大学入学共通テスト利用入試の志願者は、全体的に減ると考えてよさそうです。

 

これは私立医学部専願の受験生が、過去問が無くどのような問題が出題されるか不安のある大学入学共通テストを回避したことが大きな原因だと思われます。