医学部・歯学部News

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17の私立歯学部一般選抜(一般入試)の直前、最終の入試難易度ランキングをまとめました。
駿台予備学校、河合塾、ベネッセ(進研模試)が発表した、いわゆる「私立歯学部の偏差値」です。

 

「私立歯学部の偏差値」を見てみると、数台予備学校が私立歯学部で最も難しい、としたのは昭和大学歯学部でした。
これに対してベネッセは東京歯科大学としました。
河合塾は、昭和大学歯学部と東京歯科大学の偏差値は同じ、としています。

 

駿台予備学校は、東京歯科大学と大阪歯科大学は同じ難易度(偏差値)としていますが、ベネッセは東京歯科大学の偏差値は、大阪歯科大学の偏差値より10も高い、としています。
駿台予備学校とベネッセでは、あまりに差が大きいと思います。
歯学部受験生の皆さんも、戸惑うのではないでしょうか?

 

愛知学院大学歯学部の偏差値を見ると駿台予備学校は、49としていて私立歯学部で4番目に難易度が高いとしています。
これに対して河合塾は、42.5とし私立歯学部9番目の難易度としています。
愛知学院大学歯学部よりボーダーライン偏差値が低いとしたのは5歯学部だけとなっています。

 

一方、駿台予備学校は愛知学院歯学部の偏差値は、昭和大学歯学部、東京歯科大学、大阪歯科大学に続いて私立歯学部で4番目に高くなっています。

 

奥羽大学歯学部を見ると、駿台予備学校は鶴見大学歯学部と並んで私立歯学部で最もボーダーライン偏差値の低い大学としています。
これに対してベネッセでは、奥羽大学歯学部よりボーダーライン偏差値を低くしている大学が5校あります。
河合塾ですが、奥羽大学歯学部については「ボーダーフリー」としています。
これは、「受験者数が少ない、不合格者が少ない」などの理由でボーダーラインの設定が出来ない、ということです。

 

私立歯学部のボーダーライン偏差値は駿台、河合、ベネッセ3者3様と言えます。
また、私立歯学部は試験科目が様々です。
大阪歯科大学は指定された英語の資格・検定を持っていると英語の試験を受けなくても構いません。

 

昭和大学歯学部や日本歯科大学は、数学に代えて国語を選択することも出来ます。

 

北海道医療大学歯学部、明海大学歯学部、日本大学松戸歯学部などの学力試験は2科目になります。

 

このように私立歯学部の難易度は試験科目が異なることもあって、偏差値を見るだけでは十分とは言えません。
受験者数が少ないため、偏差値のブレが感じられます。

 

あくまで「参考」と考えてください。

 

2021年度 私立歯学部入試難易度ランキング表