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私立歯学部の偏差値は、当てにならない?

全国に17の私立歯学部があります。
河合塾、駿台予備学校、ベネッセ(進研模試)は、歯学部それぞれの入試難易度を偏差値で表す、歯学部偏差値ランキングを作っています。

 

旺文社が発行する大学受験生のための進学情報誌、蛍雪時代の8月号には付録として「合格難易度データ」として河合塾と駿台予備学校の大学別のボーダーライン偏差値が掲載されています。
なお、河合塾のボーダーラインは合格可能性50%のラインで、駿台予備学校のボーダーラインは合格可能性60%を示しています。

 

また、ベネッセが行う進研模試もボーダーライン偏差値を公表しています。

 

これらを基に私立歯学部の偏差値を見てみましょう。

 

さて、歯学部受験生の皆さんは、日本大学歯学部と愛知学院大学歯学部の偏差値(入試難易度)は、どちらが上だと思いますか?

 

河合塾の偏差値ランクでは、日本大学歯学部のボーダーライン偏差値は52.5、愛知学院大学歯学部のボーダーライン偏差値は45.0、で日本大学歯学部の方が難しいとしています。
ちなみに愛知学院大学歯学部と同じ偏差値の大学は日本歯科大学新潟生命歯学部としています。

 

駿台予備学校の偏差値を見ると、日本大学歯学部は48、愛知学院大学歯学部は51と日本大学より愛知学院大学の方が難しいとしています。
河合塾と逆になっています。
ちなみに駿台予備学校で、日本大学歯学部と同じ偏差値の大学は、日本歯科大学新潟生命歯学部でした。

 

ベネッセ進研模試では、日本大学歯学部62、愛知学院大学歯学部55、日本歯科大学新潟生命歯学部52となっています。
日本歯科大学新潟生命歯学部は日本大学、愛知学院いずれよりも偏差値が低くなっています。

 

日本大学歯学部、愛知学院大学歯学部、日本歯科大学新潟生命歯学部の偏差値で表された入試難易度は河合塾、駿台予備学校、ベネッセ進研模試、三者三様です。

 

では、私立歯学部で最もボーダーライン偏差値の低い歯学部はどこでしょう?

 

河合塾は、奥羽大学歯学部の偏差値ランクをBF(ボーダーフリー)としています。
BFランクとされたのは、奥羽大学歯学部1校だけです。

 

BFとは、合格可能性50%のラインを設定できないということです。

 

例えば、「河合塾が把握している奥羽大学歯学部を受験した受験生の合否結果では、どの偏差値帯でも合格可能性50%を上回り、合格可能性50%のラインが引けない」などの理由によります。

 

駿台予備学校の、歯学部の偏差値を見ると、奥羽大学歯学部より低い偏差値となっている歯学部が2校あります。

 

ベネッセ進研模試では、奥羽大学歯学部より低い偏差値とされた歯学部は、4校あります。

 

私立歯学部の偏差値は、発表主体によってバラバラです。
参考にはなりますが、捕らわれ過ぎるのも考えものです。

 

私立歯学部は受験者数が少なく、予備校などが把握できる受験者は、さらに少なくなります。

 

このことから、どうしてもボーダーライン偏差値にブレが生じます。
受験者が多い、東京歯科大学や昭和大学歯学部はいいのですが、受験者が少ないとブレが生じやすくなります。

 

歯学部受験生の皆さんは、「歯学部の偏差値」は、あくまで参考だと考えてください。