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医学部・歯学部の推薦入試、どう考える?

この記事の目次

    推薦入試は、チャンスの大きい入試

    受験生の皆さんは、医学部入試も歯学部入試も厳しい入試であることは分かっていると思います。
    厳しい入試であることは間違いありませんが、医学部も歯学部も、一般選抜(一般入試)に比べ、学校推薦型入試(推薦入試)はチャンスの大きい入試と言えます。
    それは「推薦入試は受けられる人が限られる」からです。
    一般選抜(一般入試)は、基本的に高校卒業資格があれば年齢などに関係なく受験資格が与えられます。
    しかし、学校推薦型選抜(推薦入試)の受験資格には「現役生のみ」「評定平均値
    4.0以上」などの条件が付きます。
    限られた受験生しか受けることの出来ない医学部入試、歯学部入試ですから、受験資格を満たしていれば当然チャンスの大きな入試と言えます。

     

    推薦入試と一般入試の倍率を比べる

    医学部入試でも歯学部入試でも、学校推薦型選抜(推薦入試)は「チャンスの大きい入試」としましたが、倍率を比べてみましょう。
    2020年度の東京医科大学医学部医学科の一般入試は志願者1,916名、繰上げ合格も含めた総合格者は168名で倍率は11.4倍でした。
    一方、推薦入試は志願者101名、合格者29名で倍率3.5倍でした。
    11.4倍と3.5倍ですからかなりの差があります。
    東京医科大学の推薦入試の中でも、山梨県地域枠特別推薦入試は志願者
    3名、合格者2名で倍率1.5倍でした。私立医学部入試では、めったに見ることの出来ない低い倍率でした。
    指定校推薦入試を見ると、聖マリアンナ医科大学の2020年度指定校推薦入試の志願者は57名、合格者は23名で倍率は2.5倍でした。
    2020年度の聖マリアンナ医科大学一般入試は志願者2,355名、合格者は129名で倍率は18.3倍でした。
    2.5倍と18.3倍ですから、推薦入試と一般入試ではここでも大きな差があります。
    歯学部でも2020年度の昭和大学歯学部推薦入試は志願者48名、合格25名で倍率は1.9倍でした。
    昭和大学歯学部一般入試(選抜
    期)は志願者373名、合格者89名で倍率は4.2倍、選抜期では志願者152名、合格者22名で倍率6.9倍でした。
    歯学部でも一般入試に
    比べ推薦入試の倍率は低く、チャンスの大きい歯学部入試だということが分かります。

     

    医学部推薦入試、歯学部推薦入試のポイントは?

    医学部入試でも歯学部入試でも、推薦入試(学校推薦型選抜)はチャンスの大きい入試だということは、お分かりいただけたと思います。
    では、医学部推薦入試、歯学部推薦入試で合格するためのポイントは、なんでしょうか?
    「推薦入試の試験内容を具体的かつ正確に把握する」です。
    一口に推薦入試(学校推薦型選抜)と言っても大学により、その試験内容は様々です。
    例えば、聖マリアンナ医科大学では公募制推薦入試も行っていますが、試験内容は「基礎学力試験(英語、自然科学総合問題)」となっています。
    「英語は、いったいどんな
    問題が出るのだろう?」「自然科学総合問題ってなに?」過去問は公表されていませんので、医学部受験生の皆さんは戸惑うでしょう。
    聖マリアンナ医科大学の英語や自然科学総合問題が、どのような問題なのかが分からなければ対策のしようがありません。
    東京女子医科大学推薦入試の適性試験、関西医科大学推薦入試の適性検査も過去問が公表されていませんので、どの様な試験なのか受験生の皆さんは戸惑うでしょう。
    日本大学歯学部、松戸歯学部推薦入試の適性検査も同様でしょう。
    また、面接と言っても東京女子医科大学の小グループ討論、関西医科大学のディベート、福岡大学医学部のグループ面接、グループ討論など面接も大学によって様々です。

     

    どうやって具体的な試験内容を知るか?

    基本的に過去問が公表されていない医学部推薦入試、歯学部推薦入試の具体的な試験内容を知るには、どうしたらいいのでしょうか?
    まず、高校で過去に受験した先輩の受験報告が
    残っていないかを確認してください。
    また、通っている塾や予備校があればそこでも聞いてみてください。

     

    それでも分からなければメルリックスにお問い合わせください。
    メルリックスは私立医学部推薦入試、私立歯学部推薦入試の合格者数日本一を長く続けています。
    当然、受験者報告の蓄積も豊富です。
    お問い合わせいただければ推薦入試の試験内容の、おおよそのことはお伝え出来ると思います。
    私が直接お答えいたしますので、田尻宛にお電話ください。

    (03-5428-2141)

     

    推薦入試のもう一つのポイント

    医学部推薦入試も歯学部推薦入試も、受ければ必ず合格すると決まっているわけではありません。
    先程、例に挙げた聖マリアンナ医科大学の指定校推薦入試でも57名が受験して合格者は23名です。
    不合格者は34名で指定校推薦入試なのですが、不合格者の方が多くなっています。
    他学部の指定校推薦入試ですと人気難関校であっても不合格となることは、ほとんど無いようですが医学部、歯学部は甘くありません。
    ここで考えなければならないことは、推薦入試と一般入試の対策にかける時間のバランスです。
    推薦入試対策に全力投球はいいのですが、万一のことを考えると一般入試に向けての
    準備もやらないわけには行きません。
    一人ひとりの状況に合わせて推薦入試と一般入試のバランスをきちんと考えなければなりません。
    岩手医科大学医学部、帝京大学医学部、兵庫医科大学医学部などの推薦入試のように、試験内容が一般入試に通じるものならいいのですが、東京女子医科大学推薦入試のように一般入試とは違う試験内容の場合、特にしっかりと考える必要があります。
    高校の先生などに相談するといいでしょう。
    また医学部入試、歯学部入試に詳しい予備校に相談するのもいいと思います。

     

    今年の特殊事情

    5月29日に萩生田光一文部科学大臣が記者会見で、新型コロナウイルスによる休校長期化を受け「来年の大学入試の後ろ倒しや出題範囲の見直しについて検討を始めた」と語っています。
    もし推薦入試の時期が遅くなると、一般入試との間隔がこれまで以上に短くなる恐れがあります。
    推薦入試が上手く行かなかった場合に、一般入試までの期間が極端に短くなる
    かもしれません。
    こういったことから、今年はなおのこと推薦入試と一般入試のバランスを
    慎重に考える必要があります。